【相談事例】家を買いたいけれど、いくらまでなら無理なく返していけますか?|30代夫婦・子ども1人

※実際のご相談をもとに、個人が特定されないよう一部内容を変更してご紹介しています。

目次

相談前の悩み

今回ご相談いただいたのは、30代のご夫婦・お子さま1人のご家庭です。

これから家を購入したいと考え、住宅会社で資金計画について相談したところ、住宅ローンの借入可能額を提示されました。

ただ、その金額を見て、

「本当にここまで借りても大丈夫なのだろうか」

「住宅ローンを返しながら、今までと同じように生活していけるのだろうか」

「子どもの教育費もこれからかかるのに、住宅にお金をかけすぎてしまわないか」

という不安を感じ、ご相談いただきました。

住宅会社から「借りられる金額」を提示されても、その金額が自分たちの家計にとって無理なく返していける金額なのかは、また別の話です。

そこで今回は、住宅購入だけではなく、その後の暮らしまで含めて一緒に整理していきました。

ご相談の流れ

まず、住宅ローンの金額だけを見るのではなく、現在の家計と、これから予想される支出について確認しました。

現在の収入と毎月の家計を確認

最初に整理したのは、現在の収入と毎月の支出です。

住宅ローンは長期間にわたって返済していくものです。

そのため、現在の収入だけではなく、

・毎月の生活費
・現在の貯蓄額
・年間で発生する支出
・これからも続けたい暮らし

なども含めて確認しました。

住宅を購入したことで毎月の家計に余裕がなくなってしまうと、その後の暮らしに大きな負担がかかります。

まずは、**「住宅費として毎月どのくらいなら無理なく支払えそうか」**を考えるところから始めました。

今後の教育費や大きな支出を整理

次に、お子さまの教育費など、これから必要になるお金について確認しました。

お子さまがまだ小さい場合、住宅購入時には教育費の負担がそれほど大きくないこともあります。

しかし、住宅ローンを返済している途中で、

・進学に伴う教育費
・車の購入や買い替え
・住宅の修繕
・家電の買い替え

など、さまざまな支出が重なる可能性があります。

今の家計だけを見て判断するのではなく、数年後、10年後の暮らしも考えながら住宅費を考えることが大切です。

住宅購入後に残しておきたい貯蓄を確認

住宅を購入するときには、頭金や諸費用などでまとまったお金が必要になる場合があります。

ただ、住宅購入に貯蓄を使いすぎてしまうと、購入後に急な出費があったときに困ってしまいます。

そこで、

「住宅購入にいくら使うか」だけではなく、「購入後にいくら残しておきたいか」

についても一緒に整理しました。

ご提案したこと

今回のご相談では、住宅会社から提示された「借入可能額」をそのまま住宅予算にするのではなく、これからの暮らしを続けながら返済できる金額から考えることをご提案しました。

「借りられる金額」と「返していける金額」を分けて考える

金融機関などから提示される借入可能額は、住宅購入を考えるうえで一つの目安になります。

ただし、

借りられる金額 = 無理なく返していける金額

とは限りません。

住宅ローンを返済しながら、

・日々の生活を続ける
・教育費を準備する
・貯蓄を続ける
・家族で楽しむためのお金も残す

ことも考える必要があります。

そこで今回は、

「いくら借りられるか」ではなく、「毎月いくらなら無理なく返していけるか」

という視点から住宅予算を考えていきました。

住宅を購入した後の生活費も確保する

住宅を購入すると、ローン返済以外にも費用が発生します。

固定資産税や住宅の維持費、将来の修繕費などもあります。

そのため、住宅ローンだけを見て「毎月払えそう」と判断するのではなく、購入後にかかる費用も含めて家計を考えておく必要があります。

家を買ったあとも無理なく暮らしを続けられるか。

ここを大切にしながら住宅費を整理しました。

貯蓄を残したうえで住宅購入を考える

住宅購入時にどのくらい自己資金を使うかについても確認しました。

頭金を多く入れれば住宅ローンは少なくなりますが、その分、手元に残るお金は減ります。

反対に、貯蓄を残しすぎれば借入額が増える場合があります。

どちらか一方だけで考えるのではなく、

住宅購入後の生活に必要なお金を残しながら、住宅ローンとのバランスを考える

ことをご提案しました。

ご相談後の変化

ご相談前は、住宅会社から提示された借入可能額を見て、

「この金額まで借りられるなら、このくらいの家を買ってもいいのかな」

という気持ちと、

「本当に返していけるのだろうか」

という不安が混在していました。

家計・教育費・今後の支出・貯蓄を一つずつ整理したことで、

「借りられる金額」ではなく、「これからの暮らしを続けながら返せる金額」を基準に住宅購入を考える

という視点を持てるようになりました。

住宅予算についても、

「この価格なら買えるか」

だけではなく、

「購入したあとも、自分たちが望む暮らしを続けられるか」

という基準で考えられるようになったことが、今回のご相談で大きく変わったところでした。

ポイント

住宅ローンは「借入可能額」だけで決めない

住宅購入を考えるとき、大きな金額を提示されると、それが自分たちの住宅予算のように感じることがあります。

ですが、借入可能額はあくまで一つの目安です。

大切なのは、

毎月の返済を続けながら、家計にどのくらい余裕を残せるのか

ということです。

家を買ったあとの暮らしまで考える

住宅購入はゴールではなく、その家での暮らしのスタートです。

教育費や生活費、住宅の維持費、将来の貯蓄など、住宅購入後にもさまざまなお金が必要になります。

だからこそ、

「家をいくらで買えるか」だけではなく、「買ったあと、どんな暮らしをしたいか」

まで一緒に考えることが大切です。

「自分たちの場合」の住宅予算を考える

収入が同じ家庭でも、

子どもの人数や年齢、現在の貯蓄、教育についての考え方、車の所有、働き方などによって、無理なく返せる住宅費は変わります。

一般的な目安だけではなく、自分たちの家計やこれからの予定に合わせて考えることが重要です。

関連する相談事例

同じように、教育費や家計について次のようなご相談があります。

個別相談について

「住宅会社から借入可能額を提示されたけれど、本当に借りても大丈夫?」

「家を買いたいけれど、教育費も気になる」

「頭金をどのくらい入れればいいのか分からない」

住宅購入について考え始めると、さまざまなお金の悩みが出てきます。

まだ購入する物件が決まっていなくても大丈夫です。

FPまるこ相談室では、住宅ローンだけを見るのではなく、

家計・教育費・貯蓄・働き方・これからの暮らし

まで含めて整理し、「自分たちの場合、どのくらいなら無理なく考えられそうか」を一緒に考えます。

住宅購入を決める前に、一度家計全体を整理しておきたいという段階でもご相談いただけます。

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